熱中症について
熱中症とは高温・多湿の環境下において、体内の水分や電解質の欠乏やそれらによる臓器障害の総称をいい、まれに死に至ることもあります。
症状としては、大量の発汗、吐き気、めまい、立ちくらみ、筋肉痛、倦怠感(だるさ)、重症になると意識障害などが起こります。
そのような症状が出たら直ぐに冷所へ避難・安静とし、脱水改善と身体の冷却を試みます。
- 脱水改善:経口補水液(塩分・糖分のバランスを調整した飲料)もしくはスポーツドリンクの摂取が重要です。(水やお茶だけでは塩分の補給ができません。)
- 身体の冷却:『5点クーリング』が効果的です。動脈が体表近くを通っている首周り、両脇、両足の付け根を冷やすと全身の血液が効率よく冷やせます。
熱中症の予防は、基本的に「暑さを避ける」と「水分補給」ことです。特に高齢者や幼児はこまめに水分補給すること、扇風機やエアコンを使用し適度に部屋を涼しく温度調整を行うこと、帽子や日傘などで直接日光を浴びないようにすること、厚手の服は避けること、が大切です。
ただし症状が改善しない場合は、速やかに受診することをお勧めします。
また環境省の熱中症予防情報サイト もご確認ください。