東京都杉並区阿佐谷南1-9-2 GOOD 2階・3階

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高血圧症について

 高血圧症とは動脈に非常に強い圧力がかかる状態で、長期間放置すると徐々に動脈硬化が進行し様々な合併症をおこします。現在日本における高血圧患者は約 700 万人であり、未治療の人を含めると約 3000 万人ともいわれています。

 高血圧症には、原因がはっきりしない『本態性高血圧症』と、原因となる病気によって認めた『二次性高血圧症』の2種類があります。
 日本では前者の本態性高血圧症が9割以上を占めています。また高血圧は(基本的に)、高血圧を放置すると全身の血管が動脈硬化を起こし脳卒中(脳梗塞・脳出血など)、心臓病(狭心症・心筋梗塞・高血圧性心疾患など)、腎臓病(蛋白尿・腎不全など)など重大な病気を引き起こします。

 症状がなくても、検査などで高血圧を指摘されたら、きちんと治療しなければなりません。

高血圧症の対策

まずは、以下のような生活改善が重要となります。

減量

 体重が多い場合は、理想体重になるように減量するようにしましょう。

運動

 週5日間 30分間歩行1日 1万歩歩行を行いましょう。ただし、重症の高血圧では運動は禁止です。

減塩

 1日 6gが目標です(通常の方は平均1日 10gの塩分を摂取しております)。

 [当院には栄養士がいますのでぜひ、ご相談ください]

アルコール制限

 ビールなら 1本、日本酒なら 1合、ウィスキー水割りならシングル 2 杯 以内が目安です。

禁煙

 たばこの中にはニコチンという有害物質が含まれており、ニコチンが体内に入ることにより交感神経を刺激し興奮作用のあるホルモンが分泌され、また副腎髄質を刺激しアドレナリンなどが分泌され血圧が上昇してしまいます。
 当院では禁煙外来もございますので是非、この機会にご相談ください。

治療

 家庭血圧を目安に、これらの生活制限に薬物療法を加えていくことになります。


  • 甘目標の血圧について(環境や年齢、疾患によって異なります)

  • 高血圧の分類、および降圧治療の対象となる血圧の基準

    日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2014」より