最近話題の肺炎球菌ワクチンですが、当院でも接種可能です。[電話予約制]
肺炎球菌感染症とはグラム陽性細菌の肺炎球菌によって引き起こされる感染症の総称をいいます。
この細菌は感染者がせきやくしゃみをする場合に空気を介して感染します。
よくみられる症状は、肺炎、髄膜炎、副鼻腔炎・中耳炎などで、これらの感染症により発熱と倦怠感(だるさ)や感染部位に応じた他の症状が現れます。
診断は、症状やレントゲン検査、感染部位のサンプル中に存在する細菌の同定に基づいて行います。
老人や幼児には肺炎球菌感染症のワクチンを定期的に接種しますが、それ以外にも感染の危険性が高いすべての人にワクチン接種が推奨されます。
感染した場合、通常はペニシリン(もしくはアンピシリンやアモキシシリンなどの類似薬)、またセフトリアキソン、セフォタキシム、フルオロキノロンやバンコマイシンなどによる抗生物質での治療が有効です。
肺炎球菌ワクチンの対象者=免疫力の低い方
- 65歳以上の高齢者
- 特定の心臓疾患、肺疾患(喘息を除く)、腎不全、ネフローゼ症候群、肝機能障害(肝硬変を含む)、鎌状赤血球症、糖尿病、髄液の漏出などの慢性疾患がある方。
- アルコール依存症。
- 癌やヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染など免疫系が弱まる疾患がある方。
- 臓器移植後の免疫抑制剤を内服されている方や、癌の治療のためにコルチコステロイドなどの免疫抑制剤を使用している方。
- 脾臓が機能していない方。
- アラスカ先住民やアメリカ先住民の方
- 小児の方 ※当院では対応しておりません
また厚生労働省の肺炎球菌感染症のサイトもご確認ください。